今月のPhilo LABOは、女性専用のPhilo LABO for Womenです。
女性専用ではありますが、「女性」の定義は問いません。ジェンダーアイデンティティ、出生時に割り当てられた性別、多くの場合に他人から眼差される性別など、何らかの仕方で「女性」の経験を持つ方にご参加いただけます。
哲学カフェ・哲学対話とは、その場に集まった人同士があるテーマについて自由に「考え、問い、語り、聞く」場です。
今回みなさんとお話ししたいテーマは
「苦痛」
となっております。
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場所:学習院大学内
日時:2024年6月30日(日)13:00~15:00
(詳細はお申し込み頂いた方にお知らせします。)
参加費:無料
※ご予約はフォームよりお知らせ下さい
※※「メッセージ」欄は空欄で構いません。
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Philo LABO for Women 第6弾!
6月ほど苦痛な月はありません…なにしろ祝日はないし、5月病の延長で新生活の疲れが残っているし、梅雨でジメジメしているし…とにかく苦痛で苦痛でしょうがない月です。天気が悪いと低気圧で具合が悪くなるし、雨の日に古傷や膝などの関節が痛んだりしますよね。天気が悪いだけでも外に出るのは億劫になりますし、傘をさしていても結局服や荷物は濡れてしまって、微妙に冷たい不快な思いをします。あと雨がひどいと靴が濡れてそのまま靴下まで濡れてしまうのが面倒極まりないですよね。出先で靴下がぐしょ濡れになってしまった時の絶望と言ったら……。
私は雨の日やジメジメしている日が好きではないので、いくらでも雨の日の、特に梅雨の嫌なところを挙げることができてしまうのですが、中には雨が好きな方もいらっしゃると思います。私の友人にもいます。雨の日の散歩も好きという声もときたま聞きますが、そういった人は苦痛を感じることなく雨を楽しめているのでしょう。
考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、何を苦痛と感じるかは人それぞれだと思います。だからこそ、他者と自分の苦痛を共有することは非常に難しいことでしょう。例えば低気圧で具合が悪くならない人にとっては、低気圧で具合が悪くなる人の苦痛を完全に理解することは難しいかもしれません。さらに、同じ「低気圧で具合が悪くなる族」の人たちの中でも、みんながみんな全く同じ苦痛を感じているのかと聞かれると、どうにもわからないところです。
「苦痛」という目に見えない、なかなか客観的な数字に落とし込めないものを、私たちはどのように共有して語ることができるのでしょうか。私たちと一緒に、苦痛について考えてみませんか??
皆さんが安心して哲学対話に参加することができるよう、参加制限を設けております。シス男性の方には参加いただけません。
当日は女性スタッフのみで運営致しますが、男性スタッフも会場とは別の場所で待機しております(基本的に会場に顔を出したり対話に参加することはありません)。
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。